バイクによるひったくり事件が多発しております。厳重な警戒をお願いします。

Sさん
「店長、この前参ったよー。スクーターで信号待ちをしていて青になった瞬間、隣に二人乗りのバイクが接触寸前までスゴイ勢いで近寄って来て、足元に乗せ置いたカバンをひったくって行こうとしたんだ」
店長
「・・・(絶句)」
Sさん
「運良く、足に肩掛け用ストラップをからませてあったから事無きを得たけど・・・最近ヤバイのが居るから店長も気をつけなよ」

毎度ありがとうございます、店長@早瀬です。
今回は当店のお客様がひったくりに遭ったという話です。
結局は未遂に終わり、事無きを得たのですが、何とも物騒な話です。

現場再現写真を作成いたしましたので皆様、是非ご参考にして下さい。

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こうくるわけです

 

これは皆さんにお知らせをしなければ!という事でございます。
いつの時代、どこに行きましても犯罪というものが無くなる気配はありません。
特に「ひったくり」という種類になりますと、週に何件もの事件が報道されており、その手口が「バイクによる・・・」ものがほとんどを占めている気がします。

実は私、よくひったくりに間違えられます、それはバイクでの帰り道。
夜8時から9時頃会社を出て、環八を超え、久我山辺りから狭い小道(裏道)に入るのです。しばらく行くと寺町周辺
(ご存知の方も多いと思いますが、お寺が密集している、すごく静かで寂しい感じのする地域)にさし掛かります。
ここが私、店長@早瀬がひったくり常習犯に間違えられるエリアでございます。人通りが急に少なくなり、車の往来も無く、民家が妙に少なくなってしまうのです。
(ああ・・今日は誰も居ないでくれ)
という私の願いもムナしく、前方左約30メートル地点付近に、長ネギのはみ出した「スーパーいなげや」のポリ袋を片手に下げ、もう片方にはハンドバッグという一見「ひったくられそうな人ナンバーワン」に選ばれそうな一人歩きの女性に出くわす事になる訳です。
出くわすといっても、彼女は同じ進行方向に歩いているのでカタチ的には私が背後からバイクで近寄り、ハンドバックをひったくる・・・というところでしょうか。
何で選りに選よってこういう一番、ひったくりに疑われそうなシチュエーションで、そういう女性に出会ってしまうのか。
またこの女性、雰囲気の良い美人さんという感じなのです

(そんな事はどうでもいいんですが)


私がバイクで背後から近寄ってくる事を察知すると、右手に持っていたハンドバッグと、いなげやの袋を驚くべきスピードでうしろに回し、素早く180度からだの向きを変え、私はその女性に鋭い目で睨まれるのです。
(かかってきなさい、このひったくり野郎!大声出すわよ!!)
という心境が顔ににじみ出ていて、私は非常にマズイ気持ちになるのです。
極力女性からは離れ、スピードを落とし、

(大丈夫ですよ~私はひったくりではありませんよ~温厚な紳士ですよ~)
という顔つきをしながら、女性の横を通り過ぎていきます。
しかし、女性はそんな事は一切おかまいなし!通り過ぎる間ずっと、私に攻撃の眼差しを向けたままです。
まだ立ち止まって睨んでいるのかな?と考えましたが、ここでまた振り返ったりでもしたら、本当に大声を出されそうなので、背中に突き刺す彼女の視線を感じながら残された帰路を、何とも「やるせない」気持ちで走るのでありました。
家に着き、娘に話すと
「ぎゃははは!わかる、わかる、その女の人の気持ち。だってパパ、人相悪いもん」
「なんだとこの野郎!」

話すんじゃなかったと、後悔しながら一人寂しく焼酎を飲む、店長@早瀬でした

(おしまい)

話がちょっと違う方向に行きましたが、如何でしたでしょうか。
この女性がとった行動を良く考えてみますと、我々バイク乗りはそのような眼で見られている場合が往々にしてあるという事です。
二輪車が犯罪に使われるケースが目立つという事は前述しましたが、ひったくりに使われるケースが一番多いのかもしれません。

しかし今回、冒頭にてお話いたしましたケースは非常に珍しいケースで、私共も驚きました。
「バイクがバイクを」襲う・・・
今まで考えられなかった新しい手法です。
下手をすると、被害者に追い付かれてしまうリスクが十分にある方法です。
何はともあれ、未遂で終わり本当に良かったです。

もうあっという間に、年の瀬が来ます。事件事故が多発する時期ですので、皆様くれぐれもご注意を!