二輪車の取締り「駐車規制そのものを緩和していく」 小此木国家公安委員長

小此木公安委員長
「ちょっとやり過ぎちゃったな・・・」と、口を真一文字に結び会見に臨む小此木公安委員長

ヤマハバイク専門店YSP杉並南、店長早瀬です。
先日、二輪車に対する駐車違反に規制緩和を検討、というニュースが飛び込んで来ました。
記事を一部抜粋
駐車監視員制度の導入後に、二輪車の放置駐車が多数取り締まられていることについて、駐車場整備が追いついていないという認識を示した
認識するのに何年掛かるんでしょうか、「ちょっとやり過ぎました」とか「バイク駐車場が無いのにバンバン切符切ってごめんなさい」とか、もっと違う言い方があるのではないでしょうか。
そもそも「二輪車を徹底的に取り締まれ!一台たりとも見逃しや例外は許さんぞ、かかれ~!」のような感じで、この強烈で残酷で冷酷な取締りを警視庁様/警察庁様がお始めになられたと、私は認識しております。この無茶な取締りで、何人の方がバイクを下りてしまった事か。
「監視員様、ノルマでもあるんですか?」と、つい思ってしまう光景を何度も見ました。監視員様が物陰に隠れており、バイク便ライダーが配達の為に他の交通や歩行者の迷惑にならぬ様、道の片隅にバイクを駐車。バイク便ライダーは監視員が周辺に居ない事を確認すると、エレベーター無しの雑居ビル階段を猛ダッシュで駆け上がります。「ヨッシャ今だ、急げ!」物陰から今度は監視員様達が、駐車バイクに猛ダッシュ。走りながら一人はポケットからデジカメを取り出し、一人はカラオケボックスにある選曲用のリモコンもどきを取り出し、手慣れた手つき段取りで取り締まり作業を完了、ライダーが戻ってきた時には後の祭り、今日の稼ぎはこの支払いでパーでしょう。違反ステッカーを片手にがっくりと肩を落とすバイク便ライダー。監視員様達は颯爽と自転車を漕ぎ、半笑い表情で満足気に走り去って行きました。誰が見ても「何であそこまでするの、むごたらしい・・」としか思わないでしょう。
悪質な駐車、明らかに迷惑な駐車、危険が伴う駐車、二輪車に限らずマナーの悪い駐め方をしている人がたくさんいます。その類の駐車違反はもちろん取締りの対象になるべきですし、許してはならない問題です。しかし前述のバイク便のケースはどうでしょうか、監視員様が上から突きつけられた厳しいノルマを、達成する為に必死になっている様にしか見えません。これでは善も悪もクソモミソも一緒であります。安全とモラル、マナー意識が感じられるバイク駐車に関しては、もう少し寛大な目で見て頂きたい。そうでもしなければ、これほど利便性の高いエコな乗り物「オートバイ」に乗る人口が、減少傾向の一途を辿ってしまいます。
続く。

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